証券アナリスト一次試験

 やっと花粉症がおさまってきて調子の良い毎日ですが、みなさまごきげんいかがでしょうか?
ゼミも無事に決まって、最近はエレキギターばかりやっている毎日です。


さて、以前に言ったように、証券アナリスト試験を受けてきました。(1次試験)


証券アナリスト
 金融業界で働くには必須の試験。就職のときには必要ありませんが。昔、某N証券の人に会計士とアナリスト持ってれば、金融会社からオファーのくる人物にはなれると言われて、前から興味を持っていたのが1点。更に、冬の大学の試験の範囲と結構かぶるのでそれの動機付けもあって(余談ですが、大学のような強制される勉強は苦手なのです笑)、受験に至りました。


 通信テキストによる受講が必須条件で(これがなかなか高い 汗)、これを踏まえた上で試験となります。 
テキストは東大の小林教授や新井教授らも関わっており、かなり良い出来。
ただ、受験生の大半はこのテキストを難しいと敬遠して市販の参考書(TACのまとめテキスト)を使って終わらせてしまうのが主流らしいです。実にもったいない。
合格ラインは試験の平均点等を基に決められるので明確ではありませんが、大体6割ほど取れば合格らしいです。
合格率は40~50%の間。これを終わると次は2次試験です。

先に僭越ながら結果の方を。
今日(2日後)の17時にTACの解答速報が発表されるので、それを基準に採点しました。

証券分析とポートフォリオマネジメント
 8問間違い 予想得点 166/180点 92.22%
財務分析
 2問間違い 予想得点 86/90点 95.56%
経済
 12問間違い 予想得点 66~74/90点 77.78%ほど


感想
 経済など、例えば短気金融市場(現先とレポの違いとか)などはなんとなく知っていてもしっかり学ぶ機会がなかったので非常に有意義でした。でもこれらの内容はあまりTACのテキストにのっていなかったので、TACのテキストで概要を把握したら、通信テキストを読み込むのをオススメします。資格自体はあまり強い効力を持たないので、その方が試験で問われる以上の実力をしっかりとつけることができ、今後も役立つでしょう。



科目別の感想としては
 

証券分析とPM 
大問6つで、内容はそれぞれ、金融制度、ファンダ分析、株式分析、債券分析、デリバティブ、PM。特に、これが難しいというものは無いので、まんべんなくやるのが良いと思います。会計士で学んだ金商法と経営科目、大学の授業であるマーケット&ファイナンスの試験対策がてらTACテキストを数回読んだところで、合格点は越えられたと思います。でも、せっかくなので、結構4月は真面目に勉強して知識を深めた気もするし、そんな気もしなかったりします。

お役立ち度 B


財務分析
 もはやご褒美と見せかけて、ミスして2問失っております(笑。公平な評価が難しいですが、内容的には制度+簿記、企業価値評価+経営分析で、簿記〜と経営分析は簿記2〜1級ぐらいの楽なものですが、制度は包括利益の算出方法等、意外とてこずらせるものが多くて、なかなか満点とるのは難しかったです。ただ、簡単な問題は本当に簡単なので合格点をとること自体は難しくないはず。ちゃんと広くがっちり勉強すれば、最低限必要な会計知識は身に付いて良いと思います。
お役立ち度 C(一般的にはB)



経済
一番危なかった(笑。駒場のときに勉強して余裕と見せかけて、細かい金融市場の話や某吉川学部長の大嫌いなフリードマン以降の経済学があやふやで一番危なかった。基本的に、理系的な計算問題ではなく経済知識が必要とされていたと思う。ラグランジュ未定乗数法とかは使わんかったし。
ただ、さっき書いた通り、短期金融市場(CPからCD、現先にレポの違い)に、具体的な日銀政策(日銀政策決定会合の仕組みやオペの手段一覧)とか勉強できてとても有意義でした。ただ、ヒヤヒヤした〜
お役立ち度  A




以上、簡単でしたが感想でした。
2次レベルは通信講座が8月から始まって、来年の6月に試験です。
まぁ、まずは経済で失敗した所の穴を埋めときたいと思います(アナリストだけに←)