青春とサル

ご無沙汰してます。大学の試験が終わり、3年生の夏休みが始まりました。

せっかくなので、いわゆる青春系のアニメを観てました。

時をかける少女

秒速5センチメートル

海がきこえる

の3作品ですね。『耳をすませば』は前に観てるので、これでいわゆる青春アニメ映画1級ぐらいでしょうか?


感想としては、
時かけ耳すま>秒速=海きこ

ですかね。時かけタイムリープという、とんでも設定の代わりに、とても細かい部分までリアリティを追求しているのが全体としての作品の良さを際立たせていました。それもそのリアリティが絵の美しさとかそういう表面的な所より、登場人物の心の動きや周りの人達の反応、風景などを若干のデフォルメや構図の所で表現している点が、結果として秒速より良かったと感じさせるに至らせたのだと思います。

例えば、主人公の少女が母親と小さい子供の親子連れに
「ここら辺で交通事故ありませんでしたか? 」
と聞くシーン。
この親子連れの物語上の役割としては母親が
「そんなのは聞いてないけどねぇ」
と言った時点で仕舞い、であるのですが、その後、母親と子供の
「事故だって、怖いねぇ〜」
「怖いねぇ〜」
というやり取りが画面端でかすかにきこえてくる。なんでもないシーンなのですが、妙に印象深く、こういった細かい所での積み重ねが、下手をすればただの非現実的な物語として共感を得づらい所を、全体として立体的に仕立て上げているのでしょう。


ちなみに、実写含めると『ニューシネマパラダイス』(完全版)が青春系の作品としては一番好きです。
なにか皆さんもオススメあったら教えて下さい。




これらの作品はみんな共学なんだけど、中高一貫男子校ってどうなの?って知りたい人は、丁度、ちょっと前に2ちゃんで晒されててチェックしているazb高校3年生のブログが面白いので、是非どうぞ。

なんか晒していいか不安だが、mixiじゃなくてブログで書いとるということはそういうことでしょう。問題あったら消すや。

http://taiman.blog71.fc2.com/

高3になって初めて彼女ができたオタクが初デートをするエントリー(7月19日ぐらいから)

とても初々しく、明らかに彼女の方が精神年齢高そうなのに、背伸びして六本木行って、どぎまぎしてて甘い。
なんか同輩に潰されそうだけどww



例えば、初めて手をつなぐシーンでの筆者の表現はこんな風に。

<以下、引用>

カップルがなんで手をつなぐのか、よくわかった。指の付け根のところを二人で合わせると、血管が浅いからなのか、なんとなく胸の鼓動を感じられるんですよね。これは確かにやばいわ。どーりで世の中のカップルが手をつないで歩いてるわけだ。

<引用終わり>


こういう表現方法好きです。女性は自然とこういう感受性豊かな文章書ける人が多いけど、男性でもオタクっぽい人は感覚が鋭いから書けるのかな?
まぁ、作品としてはこれから「成功」→「挫折、失敗」→「償い」へと行かなきゃね☆ まだまだ。




さて、女性の表現方法が出た所で、外資投資銀行の実態を女性の目線で表した面白いサイトをご紹介。
少しでも外銀や投資銀行に興味ある人は読むと有意義だと思います。


ひとつはこちら


外資系金融で働くセレブの毎日」
http://financials-violet.cocolog-nifty.com/



もひとつは2ちゃん
外資系企業に勤めてたけど今日クビになった」(3部作)
パート1
http://himasoku123.blog61.fc2.com/blog-entry-593.html
パート2
http://himasoku123.blog61.fc2.com/blog-entry-594.html
完結編
http://himasoku123.blog61.fc2.com/blog-entry-595.html


前者は、洞察力と表現力に富んだ内容で日々更新されるリアルな外銀事情を日々描いてくれる。


後者は、ちと脚色しただろーってぐらいだけど(そもそも女性かどうかも若干怪しい? )、小説のようでとても面白く、感動する。
T大経済学部(不均衡動学専攻ってことは林文夫教授に師事?)卒業でGSのIBD勤務かな? 、クラスの話とかも結構リアルだから、脚色は絶対にあるにしても関係者であることは確か。村上春樹のような青春恋愛も含んでるので、是非(特にパート2以降から)読んでみるといいと思います。





外資投資銀行が多かれ少なかれ monkey business であるのは確か。
東大でも外資投資銀行はもはや新卒の花形となってますが、ひと時の名誉や金、権力ではなく、自分が本当に好きなのは何かというところまで考えて、選択しなければ、と思います。そんなことを真剣に考えられるのはこの時期ぐらいなものなので。


今日はこの辺で。
また近いうちに更新したいと思います。

ではでは