公認会計士試験勉強法 計画 序論

今日は序論ということで、なぜ計画が重要なのかについて簡単にのべておきます。
計画を立てるメリットは大きくわけて三つあります。

1 実行力を伴うモチベーションが継続して高まる点

誰しも目標を立てたからには、やる気に燃えた経験があるでしょう。しかし、目標は得てして、大局的なものでありますから、何を今日すべきかあたふたしているうちに、日にちが過ぎてしまい、何もできなかった、とせっかくのやる気をなくしてしまったことがある人も多いのではないでしょうか?
計画の策定は目標を数ヶ月や数週間の目標に細分化、具体化して、今日やるべきことをはっきりさせることで、こうしたことを防ぎます。


2 ノルマをはっきりさせてバランスある生活を実現する。

 これは1から発展する事であるのですが、計画を立てる事は持続可能な勉強スタイルを確立することにも役立ちます。人間誰しも最低限の息抜きは必要です。特に会計士試験は最低でも半年以上は勉強し続けなくてはいけないので、ひたすら勉強し続けるというだけのプランではすぐ煮詰まってしまいます。そんなとき、計画をある程度決めれば、例えば、1週間に1日は定休日の日を作って、それまでにノルマが終わっていれば遊ぶというプランを立てられます。以前、書いた通り、勉強は継続が大事です。それはちゃんと毎日勉強するという意味もありますが、それと同時に毎日勉強できるような環境づくりをしなくてはいけないという意味ももってます。何の計画もなしに「今日はとりあえず遊んで、明日10時間勉強すればいいや」といった考えは継続できるプランとはいえないし、逆に「今日からは毎日10時間遊ばずにずっと勉強してやる」というプランも、少なくとも私にとっては、継続できるプランだとは思えません。
All studies and no play makes Jack a dull boy. なんてかっこつけなくても、遊ぶ事で感性をみがくことは大切なことです。そして、感性をみがくと勉強も楽しくなります。勉強が楽しくなれば、勉強がはかどって、また感性をみがくことができます。
うん、これはいいポジティブスパイラルですね。


3 実際の勉強結果と比べて、次に活かせる

なんとなく勉強できなかった、とか計画が無理だったとかですませることなく、具体的にどの科目への勉強時間の配分ができなかったか、とか計画のどの部分に無理がなかったかとかを明確にしておく事で、より自分に合った効率的勉強法に近づきます。私も最初は無茶すぎるプランを立てていましたが、次第に無理なく効率的なプランとなり、結果として1年ほどの勉強で短期合格できたのだと思います。この点でも、継続は大切ですよ^^


さて、では具体的にどう勉強計画を練るかについては、つぎで。